

2025.08.25 転職エージェント
採用担当者の仕事内容と必要なスキルって?成果を出すコツも紹介

採用担当者になったばかりの方や、これから採用担当者を目指す方にとって、業務内容や必要なスキルなどの基本を知ることは、非常に重要です。
基本を押さえることで、企業を支える人材の確保につながり、事業成長への貢献も期待できます。
この記事では、採用担当者の具体的な業務内容や求められるスキル、成果を上げるためのポイントを紹介します。
面接だけじゃない!採用担当者の主な業務内容を紹介

採用担当者と聞いて、まず面接業務を連想する方も多いでしょう。しかし採用担当者は、採用戦略の立案から内定者のフォローまで、人材獲得に関わる全てのプロセスに関わります。
(1)採用計画の策定と戦略立案
採用担当者の最も重要な業務のひとつが、採用計画の策定です。経営方針や事業活動に基づいて、どの部署に・どんな人材を・いつまでに・何人採用するのかといった採用活動の指標を定めます。予算やスケジュールの管理も、採用担当者にとって欠かせない役割です。
単に採用人数を決めるだけではなく、各部署のニーズを正確に把握し、将来的な組織の成長を見据えた戦略的な判断が求められます。
(2)採用手法の選定
現在は、採用手法が多様化しています。転職サイト・人材紹介会社・自社ホームページ・ハローワークといった従来の手法に加え、近年はリファラル採用(社員からの紹介)・ダイレクトリクルーティング(データベースから直接スカウトする)、アルムナイ採用(退職者を採用する)といった新たな採用手法も広がりつつあります。
採用手法の選定では、自社に適した採用手法の見極めや、ターゲット人材の行動傾向・費用対効果の分析が求められます。
(3)求人作成
採用手法を選定したら、求人を作成します。求人に掲載する主な内容は、以下の通りです。
・業務内容 ・必要なスキルや資格 ・給与・勤務場所・勤務時間・休日などの労働条件 ・自社の情報 ・応募方法や選考の流れ
ハローワークの求人票など採用担当者が作成する場合もありますが、求人サイトの求人広告など採用支援会社に依頼する場合もあります。
採用支援会社に依頼すると制作費がかかりますが、適切なアピールや他社との差別化が図れ、採用成功の可能性が高まります。
(4)応募者対応と選考プロセス管理
応募者対応と選考プロセスの管理には、書類選考・面接日程の調整・面接官とのスケジュールや採用基準などの連携、選考結果の通知などさまざまな業務が含まれます。採用担当者の業務のうち、多くの部分を占めます。
この段階で重要なのは、応募者一人ひとりへの丁寧かつスピーディーな対応です。
「面接官が横柄である」「連絡が遅い」といったことがあると、採用成功が難しくなるばかりでなく、企業のブランドイメージに直接影響します。
(5)面接実施と評価
面接の実施と評価も、採用担当者の重要な業務です。採用担当者は一次面接を担当することが多く、応募者の基本的な適性や企業とのマッチ度を見極めます。
また、面接を通じて応募者の転職理由や志向を把握し、自社の魅力を伝えることで入社意欲の向上を図ります。
(6)内定者フォローと入社サポート
最終選考を通過した求職者に内定通知を出し、入社の意思確認をします。多くの求職者は他社の選考も受けており、内定辞退のリスクがあります。
内定通知から入社までのフォローを手厚くすることで、内定辞退を防ぎましょう。例えば、入社前の年齢の近い社員と交流する機会を設ける、こまめに連絡して相談に乗るといった配慮が重要です。またこうしたフォローは、入社後の定着率アップにもつながります。
(7)採用データ分析と改善活動
採用データの分析と改善提案も、採用担当者の役割のひとつです。応募数、選考通過率、内定承諾率、入社後の定着率など、様々な指標を分析して成果を可視化し、採用プロセスの改善提案を行います。
コミュニケーション能力は必須!採用担当者に求められるスキルとは

採用担当者には、以下のようなスキルが必要です。意識して身につけることで、採用担当者として活躍できるようになります。
(1)コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、採用担当者にとって最も重要なスキルのひとつです。応募者との面接、社内の関係者との調整、外部パートナーとの交渉など、日々多くの人とのやり取りが発生します。
相手の立場や状況を理解し、伝えるべき情報を分かりやすく伝える能力が求められます。また、応募者の本音を引き出すための傾聴スキルや、緊張している応募者をリラックスさせる配慮も重要です。
コミュニケーション能力と対人スキルを磨くことで、企業の魅力を効果的に伝え、自社に合った人材の採用につながります。
(2)人を評価する力
限られた時間の中で応募者のスキル・性格・価値観・将来性を正確に評価する必要があります。
面接の際は応募者の良いところに目が向きがちですが、大切なのは採用計画に沿って、自社が求める人材か見極めることです。
過去の採用成功例と失敗例から学ぶ、自分自身の考え方のくせを認識するといったように、客観的な評価を心がける姿勢も必要です。
(3)プロジェクトマネジメント能力
採用担当者は、複数の採用関連業務を並行して進めるため、スケジュール管理・リソース配分・リスク管理・関係者との調整など、プロジェクトを成功に導くための総合的な管理能力が不可欠です。
また、採用市場のトレンドの変化に合わせて、新しい採用手法を取り入れる必要があり、柔軟性も求められます。
(4)高いコンプライアンス意識
採用担当者は、候補者のさまざまな個人情報や社内の機密情報に触れる機会の多い職種です。万が一、業務で知った内容を漏らすと、大きなトラブルになるでしょう。
また、法律違反・人権侵害・差別につながる言動は絶対にしてはいけません。法的なリスクを招くのはもちろん、社会的信頼を失います。
そのため採用担当者には、一般の社員以上に高いコンプライアンス意識が求められます。
採用担当者として成果を出すには?採用成功のためのコツを紹介

採用担当者が成果を出す、おすすめの方法は以下の通りです。
(1)応募者を顧客として扱う意識
採用活動は、企業が人材を選ぶだけでなく、求職者から選ばれる側でもあることを意識する必要があります。
応募者一人ひとりを大切な顧客として丁寧に対応することで、企業ブランドの向上と口コミによる人材獲得効果が期待できます。
(2)長期的な人材ネットワーク構築
長期的な視点で人材との関係性の構築を意識することも重要です。今回は条件が合わなかった優秀な人材が、将来的に転職を検討する際に声をかけてもらえるような関係性を築くことが大切です。
業界内でのネットワーク構築により、推薦による人材獲得の機会も増えます。
(3)データ活用による継続改善
感覚や経験だけに頼らず、応募数・選考通過率・内定承諾率など、客観的なデータを収集・分析して、改善することで、採用活動の質を継続的に向上させられます。
例えば、離職率が高いからターゲットを見直す、応募が少ないから求人票をブラッシュアップするといった施策が効果的です。
まとめ

採用担当者は、採用計画の策定から内定者フォローまで幅広い業務を担当し、企業の成長を支える重要な役割を果たします。
採用担当者として活躍するためには、コミュニケーション能力・人を評価する力・プロジェクトマネジメント能力、そして高いコンプライアンス意識が不可欠です。
加えて、応募者を顧客として扱う・長期的な人材ネットワークを構築する・データを活用して継続的に改善するといった意識を持つことで、採用成果を着実に高めていけるでしょう。