2025.12.22 採用

採用担当者必見!2025年の採用トレンドを紹介

労働市場の変化やテクノロジーの進化により、企業の採用活動は大きな転換期を迎えています。従来の手法だけでは優秀な人材の獲得が困難になり、人材募集・採用、そして活用に関する最新の傾向や手法である「採用トレンド」に基づいた戦略的アプローチが求められています。

この記事では、採用トレンドと、それを踏まえた戦略を解説します。自社の採用活動を見直すヒントとして、ぜひ活用してください。

今おさえておきたい!最新の採用トレンド5選

少子高齢化による労働人口の減少や転職意識の変化により、採用市場は求職者優位の状況が続いています。

採用トレンドを取り入れることで、求職者のニーズに合わせた採用戦略を立てられ、採用成功の可能性が高まります。ここでは、2025年の採用トレンドを紹介します。

(1)ダイレクトリクルーティング


近年、ビジネスSNSやスカウトサービスを活用し、企業が求めるスキルを持つ人材に直接アプローチする「ダイレクトリクルーティング」を採用するケースが増えています。潜在的な転職層や、自社の求人情報に触れていない優秀な人材にリーチできる点がメリットです。

ダイレクトリクルーティングの一般化に伴い、企業は、自社の魅力を明確に伝え、候補者一人ひとりに合わせパーソナライズされたコミュニケーションが求められています。

(2)リファラル・アルムナイ採用

「リファラル採用」は、社員から友人・知人を紹介してもらう採用手法です。社員からの紹介のため、人柄・カルチャーフィット・スキルなどさまざまな面で質の高い求職者と出会えます。さらに、求人広告や人材紹介サービスを利用するよりもコストが安く、他のチャネルから入社した人材よりも離職率が低い点もメリットです。

アルムナイ採用は、退職した社員を再雇用する手法です。アルムナイは、他社の経験で得た知見に加え、事業への深い理解やカルチャーフィットなど元社員ならではの強みを持っています。また、アルムナイ採用を行うことで、「元社員がもう一度働きたいと考えるほど、組織文化が魅力的で働きやすい企業だ」とアピールできるのもメリットです。

リファラル採用とアルムナイ採用を成功させるには、日ごろの関係性構築が重要です。紹介した社員への紹介報酬制度やアルムナイコミュニティの運営なども検討しましょう。

(3)ブラインド採用

採用活動でミスマッチが生まれる原因のひとつが、採用担当者の先入観です。外見・年齢などの情報にまどわされず、求職者のスキル・適性を正しく見極める手法として、「ブラインド採用」が注目されています。

ブラインド採用では、氏名・年齢・性別・写真などを表示せず、書類選考や面接を行います。無意識の先入観を取り除くことで、判断の質が高まります。その結果、従来の選考では見落とされていた優秀な人材を獲得できるかもしれません。

(4)ダイバーシティ&インクルージョン

「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」とは、多様性(ダイバーシティ)を受け入れ、活かす(インクルージョン)という考え方です。

性別・年齢・国籍・価値観・経験といったさまざまな面の多様性を尊重し、個々の能力や視点を活かす採用活動が求められています。

D&Iの推進により、従業員の創造性・モチベーション・生産性の向上や顧客や社会との良好な関係構築などが期待できます。

(5)採用管理システム

「採用管理システム(ATS)」とは、求人作成から応募者管理、選考・評価まで採用活動のプロセスを最適化するシステムです。

一元管理することで業務が効率化され、採用者は応募者とのコミュニケーションなど重要な業務に時間を割けるようになり、内定承諾率アップが期待できます。

また、取得したデータを体系的に蓄積・分析することで、「○○の経験がある人材は定着しやすい」といった傾向を把握でき、戦略的な採用活動につながります。

IT業界ではミートアップが話題!業界別の採用トレンド

業界によっても、採用トレンドは異なります。ここでは、採用難易度が高いIT業界・製造業界・サービス業について、それぞれ採用トレンドを紹介します。

(1)IT業界

IT業界では、「ミートアップ」を導入する企業が増えています。ミートアップとは、企業と求職者が、気軽な雰囲気で交流し、相互理解を深めるイベントです。

特にベンチャー企業では、勉強会形式のミートアップも行われています。技術について学びながら交流し、エンジニアとの接点をつくることが目的です。自社のエンジニアが講義をすることで、技術力や会社の雰囲気のアピールにもなります。

(2)製造業

深刻な人材不足が続く製造業界では、高い専門性を持つ人材の採用は非常に難しいといわれています。そのため、すでにスキルを持つ人材を採用するのではなく、育成プログラムを整え、自社で人材を育てることが重要です。

また、地域密着型の採用イベントや地域の高校・専門学校・大学との関係性構築なども欠かせません。

(3)サービス業

サービス業は、非正規雇用や短期雇用で働く人材が多いため、シフトの柔軟性や働きやすい職場環境をアピールすると効果的です。SNSや口コミサイトを活用し、直接求職者に働きやすさを伝えるのも方法のひとつです。

求職者が好きな時間に働ける「スキマバイトサービス」を活用するのもおすすめです。サービスによっては直接雇用への切り替えを推奨しており、長期で働ける人材との出会いも期待できます。

採用トレンドを最大限活用するために!おさえるべき3つのポイント

採用トレンドの知識があっても、正しく活用しないと成果につながらないかもしれません。おさえるべき3つのポイントを紹介します。

(1)求める人材との接点を見極める

採用トレンドを取り入れる際は、年齢・スキル・経験・価値観・情報収集する媒体など求める人材のペルソナを詳しく設定し、効果的なアプローチ方法を検討しましょう。

ITエンジニアであればエンジニア向けオンラインコミュニティの運営、サービス業であればSNSでの発信など、求める人材に合わせて手法を使い分けることが大切です。

(2)データに基づいた戦略を立てる

採用活動のデータを活用することで、具体的な成果と課題を把握できます。応募者数・書類選考通過率・内定率・採用単価といったKPIを設定し、効果測定を行うことで成果を客観的に評価でき、改善策が策定しやすくなります。

(3)複数の採用手法を組み合わせる

売り手市場の現在は、ひとつの採用手法だけで求める人材を獲得するのは難しく、複数の採用手法を組み合わせなければいけません。

採用トレンドを活用する際も、求人広告や人材紹介といった従来の手法を組み合わせ、求職者との接点を増やしましょう。多角的な採用活動をすることで、採用効率・精度の向上が期待できます。

まとめ

求職者優位の市場が続いているため、採用成功には採用トレンドに基づいた戦略的なアプローチが欠かせません。

2025年の主な採用トレンドは、ダイレクトリクルーティング、リファラル・アルムナイ採用、ブラインド採用、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進、採用管理システム(ATS)の活用です。

採用トレンドを活用することで、優秀な潜在層へのリーチや選考精度の向上が期待できます。

トレンドを最大限に活かすには、求める人材との接点を見極める・データに基づいた戦略を立てる・複数の採用手法を組み合わせるの3点が重要です。自社の状況に合わせて実践し、優秀な人材を確保しましょう。

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